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天皇陛下 お気持ち表明、退位の意向 強くにじむ はてなブックマーク - 天皇陛下 お気持ち表明、退位の意向 強くにじむ

天皇陛下は8日、ビデオメッセージで国民にお気持ちを表し「次第に進む身体の衰えを考慮する時、象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と語られました。そのうえで、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる」と述べられました。天皇陛下のお気持ちの表明は、生前退位の意向が強くにじむものとなりました。
天皇陛下は8日午後3時から、ビデオメッセージで10分余りにわたって国民に語りかけられました。
この中で、天皇陛下は、はじめに、天皇の立場上、今の皇室制度に具体的に触れることは控えるとしたうえで、「社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、個人として、これまでに考えて来たことを話したい」と述べられました。
そして、まず、前立腺がんと心臓の手術を受けたことや、高齢による体力の低下について触れたうえで、「これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私(わたくし)のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました」と述べられました。
続けて、「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と胸の内を語られました。一方で、これまでの天皇としての務めについて、「国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした」と振り返られました。
天皇陛下は、ここまで語ったあと天皇の高齢化に伴う対応について言及し、公務を限りなく減らしていくことには無理があるという考えを示されました。
また、天皇の行為を代行する摂政を置いても、天皇が十分に務めを果たせぬまま、生涯、天皇であり続けることに変わりはないとしたうえで、「天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます」と述べられました。
さらに、天皇の終焉(しゅうえん)という言葉を使いながら、喪儀に関連する行事と新しい時代に関わる行事が同時に進行すると、関係者や残される家族が非常に厳しい状況下に置かれると指摘し、「こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります」と話されました。
そして最後に、「これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じる」と語り、「国民の理解を得られることを、切に願っています」と結ばれました。
天皇陛下は、お言葉の中で、年をとるに従い象徴の務めを果たすことが難しくなるとする一方で、大きく公務を減らしたり代役を立てたりすることには否定的な考えを示されました。そのうえで、象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことを願われ、10分余りに及んだビデオメッセージは、天皇陛下の生前退位の意向が強くにじむものとなりました。[2016.08.08]
via http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160808/k10010626871000.html

象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば:宮内庁

・天皇陛下がビデオメッセージで「お気持ち」表明
 http://news.yahoo.co.jp/story/280

・天皇陛下「お気持ち表明」「生前退位」強く示唆
 http://matome.naver.jp/odai/2147063162280952201

・天皇陛下、「お気持ち」で憲法と現行政治制度を否定…具体的な制度変更をご要求
 http://biz-journal.jp/2016/08/post_16237.html





・天皇陛下 お言葉全文
 戦後70年という大きな節目を過ぎ、2年後には、平成30年を迎えます。

 私も80を越え、体力の面などから様々な制約を覚えることもあり、ここ数年、天皇としての自らの歩みを振り返るとともに、この先の自分の在り方や務めにつき、思いを致すようになりました。

 本日は、社会の高齢化が進む中、天皇もまた高齢となった場合、どのような在り方が望ましいか、天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら、私が個人として、これまでに考えて来たことを話したいと思います。

 即位以来、私は国事行為を行うと共に、日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を、日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として、これを守り続ける責任に深く思いを致し、更に日々新たになる日本と世界の中にあって、日本の皇室が、いかに伝統を現代に生かし、いきいきとして社会に内在し、人々の期待に応えていくかを考えつつ、今日に至っています。

 そのような中、何年か前のことになりますが、2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています。

 私が天皇の位についてから、ほぼ28年、この間私は、我が国における多くの喜びの時、また悲しみの時を、人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが、同時に事にあたっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への理解を求めると共に、天皇もまた、自らのありように深く心し、国民に対する理解を深め、常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において、日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め、これまで私が皇后と共に行って来たほぼ全国に及ぶ旅は、国内のどこにおいても、その地域を愛し、その共同体を地道に支える市井の人々のあることを私に認識させ、私がこの認識をもって、天皇として大切な、国民を思い、国民のために祈るという務めを、人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは、幸せなことでした。

 天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。

 天皇が健康を損ない、深刻な状態に立ち至った場合、これまでにも見られたように、社会が停滞し、国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして、天皇の終焉(しゅうえん)に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2カ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることはできないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。

 始めにも述べましたように、憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、ここに私の気持ちをお話しいたしました。

 国民の理解を得られることを、切に願っています。
via http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG08HAI_Y6A800C1000000/

・2016年の天皇陛下 公務日程
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・テレ東まで緊急放送。明日、天皇陛下が「お気持ち」表明へ
 http://matome.naver.jp/odai/2147055210426199701

・天皇陛下による生前退位のご意向表明がここまで遅れた理由
 http://news.kyokasho.biz/archives/35805

・生前退位の論点は(Q&A)
 明治期以降の日本では皇位継承は天皇の逝去に伴って行われており、生前の退位となれば近現代で初となる。現行の皇室制度を定める皇室典範にも生前退位の規定はなく、実現までには様々な制度改正が必要になりそうだ。論点をまとめた。

 Q 生前退位とは。
 A 天皇が生前に天皇としての位を後継に譲ることだ。江戸時代以前の皇室では、天皇が生前に退いて譲位することは一般的だったが、明治期以降は認められていない。

 Q 最後の譲位はいつだったのか。
 A 約200年前、江戸時代後期の光格天皇の退位による仁孝天皇の即位だ。現在の皇室典範に生前退位の規定がないことについて、宮内庁次長が国会で「退位を認めると上皇や法皇の存在ができて、弊害を生ずる恐れがあるのではないか」と指摘し、自らの意思に基づかない退位もあり得るとして改正に否定的な考えを示したこともある。

 Q 摂政という仕組みも聞いたことがある。
 A 天皇が重い病気にかかるなどして、国事行為を自らできなくなったときは、摂政を置けることになっている。大正天皇は晩年病気のため、皇太子だった昭和天皇が摂政に就いた。
 ただ摂政は天皇の位は維持したまま、皇位継承順位が最も高い後継者が一時的に仕事を代行する仕組みだ。体調が回復すれば摂政を廃止して元に戻すこともできる。生前退位は天皇の位そのものを生前に引き継ぐもので、摂政とは大きく意味が異なる。

 Q 天皇陛下の後継者は。
 A 現在、皇位継承順位の第1位は天皇陛下の長男である皇太子さまで、皇太子さまが天皇の位を継がれることになる。皇太子さまが天皇に即位した場合、継承順位のトップは弟の秋篠宮さまになる。「皇太子」は天皇の跡継ぎの息子を指すため、皇太子はいなくなる格好だ。

 Q 元号はどうなるの。
 A 元号法は「元号は皇位継承があった場合に限り改める」と定めており、生前退位で皇位継承となれば元号も変わることになる。同法は元号を政令で定めるとしているだけで、具体的な決定方法は決まっていない。平成の場合は首相が歴史学者らに候補の提出を依頼。「元号に関する懇談会」を開いて候補を絞り、衆参両院の正副議長、閣僚との会議などを経て決めた。
via http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG13HGP_T10C16A7EA2000/

・生前退位に課題山積=新元号、呼称、住居…-皇太子も不在に
 生前退位の意向を示している天皇陛下が、「お気持ち」を表明されたのを受け、今後、国会などで陛下の生前退位をめぐる議論が進むとみられるが、天皇の生前退位は、現在の憲法や皇室典範では想定されていない。実現には退位制度の新設に加え、新元号や退位した天皇の呼称、住居など、新たに決めなくてはならない問題が山積している。
 1979年制定の元号法は、「元号は皇位の継承があった場合に限り改める」と一世一元制を規定しており、生前退位が実現すれば新元号を決めることになる。89年の前回の改元の際は、昭和天皇の逝去当日、有識者による「元号に関する懇談会」の意見を踏まえ、三つの候補の中から「平成」が選ばれた。閣議決定を経て、当時官房長官だった故小渕恵三氏が逝去の約8時間後に発表した。
 皇室典範には退位についての規定がないため、退位後の天皇の呼称や役割についても新たに法整備をする必要がある。歴史上、太上天皇や上皇、法皇などの呼称があったが、「天皇より上の立場があるとの印象を与え、現代にふさわしくない」とする識者の意見もあり、慎重な議論が必要だ。
 典範は皇太子を「皇嗣(皇位継承順位1位の者)たる皇子(天皇の男子)」と規定しており、生前退位が実現すれば皇太子が不在になる。皇室典範には「皇太弟」の規定はなく、皇太子さまに代わって皇位継承順位1位となる弟の秋篠宮さまの呼称や役割についても検討されることになる。
 退位後の住居をどうするかも課題となる。現在、天皇、皇后両陛下は皇居・御所に、皇太子ご一家は赤坂御用地の東宮御所に住んでいる。陛下は即位後から93年12月まで、赤坂御所(現在の東宮御所)から公務のため皇居に通っていた。
 皇太子さまの誕生日の2月23日が新たな天皇誕生日として祝日になることも想定される。その場合、現在の天皇誕生日(12月23日)をどうするかなども課題として浮上しそうだ。
via http://www.jiji.com/jc/article?k=2016080800614&g=soc

・皇位継承あれば元号変更 平成は3案から選定
 元号は、皇位継承があった場合に一定の手続きを経てすぐに改められる。1979年に成立した元号法が規定しており、仮に生前退位が実現すれば、元号も変わることになる。「平成」は89年の昭和天皇の崩御により、改元された。その際は、最終的に三つの案から平成に絞り込まれた。
 政府の「元号選定手続」によると、首相は「高い識見を有する」学者らを数人選び、それぞれに2~5個の新元号案を考えるよう要請。学者らは意味や出典を添えて案を提出する。
 漢字2字で読みやすく、過去に元号として使われていないといった条件を基に、首相の指示で数個に絞られる。その後、官房長官が有識者の懇談会を開き、結果を首相に報告。首相は衆参両院の議長、副議長の意見を聴いた上で、全閣僚会議で協議。閣議で新元号を決定する。
 平成への改元の際、政府は昭和天皇の崩御前に、学者らに新元号案提出を水面下で依頼し、いくつかの案を受け取るといった事前準備を進めていた。崩御後に学者らに連絡し、正式に委嘱した。有識者懇談会の段階では、平成のほかに「修文」「正化」の案があった。当時の竹下内閣の小渕恵三官房長官が「平成」の書の入った額を記者会見で掲げ、発表。崩御の翌日から平成が始まった。
via http://www.sankei.com/life/news/160808/lif1608080031-n1.html


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・天皇陛下について10のこと
 http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37019179

・【写真で見る】天皇陛下、在位28年 様々な表情
 http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-37008495

・天皇陛下のお人柄を感じるエピソード
 http://matome.naver.jp/odai/2147097180454832901

・天皇陛下の基本的人権――日本国憲法から読み解く
 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5671.php

・世界43カ国に君主が存在、その権限は?
 http://www.cnn.co.jp/world/35087218.html?ref=rss


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