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[2018年本屋大賞] 辻村深月さん『かがみの孤城』 4度目のノミネートで初の大賞 はてなブックマーク - [2018年本屋大賞] 辻村深月さん『かがみの孤城』 4度目のノミネートで初の大賞

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 全国の書店員が「今いちばん売りたい本」を選ぶ「2018年本屋大賞」の発表会が10日、東京都内で行われ、辻村深月さんの『かがみの孤城』(ポプラ社)が受賞した。辻村さんは2014年から2016年までに3回ノミネートされており、今年ついに初の大賞となった。
 受賞作『かがみの孤城』は学校で居場所をなくした7人の中学生が鏡の中の世界で心を通い合わせていく物語。いじめを受け不登校になった中学1年生の少女・こころが、自室の鏡のなかに突然現れた奇妙な「城」で、同じような境遇にある6人の男女とともに、城の謎や願いを叶えてくれる「鍵」を探すことになる。また、本作は雑誌「ダ・ヴィンチ」の「BOOK OF THE YEAR 2017」の小説部門で1位に輝き、『このミステリーがすごい! 2018年版』でも8位にランクインしている。
 辻村さんは1980年生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞してデビュー。2011年に『ツナグ』で吉川英治文学新人賞を、2012年に『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞している。著書に『ぼくのメジャースプーン』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『ツナグ』『オーダーメイド殺人クラブ』『水底フェスタ』『島はぼくらと』『ハケンアニメ!』『朝が来る』『クローバーナイト』『青空と逃げる』などがある。
 女優の中江有里さんは同書について「読みすすめるうちに自分が同世代だった頃の息苦しさが蘇った。(中略)生き辛さを抱える大人にも響くはず。(中略)読後、大きな波にさらわれるような感動を覚えた」(週刊新潮・2017年8月17・24日号)と評している。
 また、書評家の大矢博子さんは「物語の設定はファンタジックだが、こころが不登校になったきっかけや、他の子どもたちの事情は胸が痛むほどの現実」と同作について触れ、「なぜ集められたのがこの七人だったのか、その〈真相〉がわかったときの驚きと感動! しばらく本を手に持ったまま呆然としてしまった」(ランティエ・2017年7月号)とコメントしている。
 その他、「翻訳小説部門」は、西本かおるさん翻訳のステファニー・ガーバー『カラヴァル 深紅色の少女』(キノブックス)が受賞、「発掘部門」は、折原一さんの『異人たちの館』(文藝春秋)が「超発掘本!」に輝いた。・・・
via https://www.bookbang.jp/article/550639

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 全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2018年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)発表会が10日、都内で行われ、辻村深月氏の『かがみの孤城』(ポプラ社)が大賞に選ばれた。
 辻村氏は、1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で「第31回メフィスト賞」を受賞しデビュー。『ツナグ』(新潮社)で「第32回吉川英治文学新人賞」を、『鍵のない夢を見る』(文藝春秋)で「第147回直木三十五賞」を受賞。ほかの著書に『凍りのくじら』『本日は大安なり』『ハケンアニメ!』などがある。
 発表会に登壇した辻村氏は「もっと緊張するかなと思ったのですが、顔見知りの書店員さんや普段お仕事で関わっている皆さんがいてくれて、温かいアットホームな気持ちでここに立つことができてうれしいです」と喜びのコメント。
 受賞作について「かつて子どもだったすべての人へ向けて書いた作品です。主人公は中学1年生のこころという女の子で、あることが原因で学校に行けなくなってしまいます。その子が、ある日家の中にいると部屋の中の鏡が光って、その向こうにお城があって、そこで自分と似た境遇の子どもたちと冒険をする話です」と紹介。
 当初は『かがみの城』というタイトルを想定していたが、担当編集者が提案した「敵に囲まれて身動きがとれなくなっている城」という意味の“孤城”をつけたという。「身動きがとれなくて部屋に閉じこもることは、子どもでも大人でもあることです。その誰かに対して、外に出ているのが怖いのならこちらから迎えに行くという気持ちで、鏡を入り口に冒険に出かけてもらうことにしました」と説明した。
 「大人や子どもに限らず、今自分に居場所がないと感じている人、味方がいないと感じている人にページを開いてもらって、こころたちと冒険に行ってほしい」と願いを込めた辻村氏。大賞作が映像化されていることについては「クライマックスのシーンはアニメーションのように思っていたので、アニメ化してもらえたらうれしいなと思います」と話していた。
 同賞は今年で15回目。過去の大賞作品は、三浦しをん氏の『舟を編む』、伊坂幸太郎氏の『ゴールデンスランバー』、百田尚樹氏の『海賊とよばれた男』、宮下奈都氏の『羊と鋼の森』など、多数映像化されてきた。
 同賞は、2016年12月1日~2017年11月30日に刊行された日本の小説を対象に実施され、ノミネート作が決まる1次投票には、全国504書店より665人が参加。ノミネート作品をすべて読んだうえで全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつける2次投票には、311書店より374人が参加した。
 プレゼンターとして、昨年大賞を受賞した恩田陸氏が登場し、辻村氏を祝福した。また、「Yahoo!ニュース」と本屋大賞が連携し、ノンフィクション作品を対象とした部門賞の新設が決定。2018年度内に受賞作品を発表予定としている。
■2018年本屋大賞 順位一覧
大賞:『かがみの孤城』辻村深月(ポプラ社)
2位:『盤上の向日葵』柚月裕子(中央公論新社)
3位:『屍人荘の殺人』今村昌弘(東京創元社)
4位:『たゆたえども沈まず』原田マハ(幻冬舎)
5位:『AX アックス』伊坂幸太郎(KADOKAWA)
6位:『騙し絵の牙』塩田武士(KADOKAWA)
7位:『星の子』今村夏子(朝日新聞出版)
8位:『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人(実業之日本社)
9位:『百貨の魔法』村山早紀(ポプラ社)
10位:『キラキラ共和国』小川糸(幻冬舎)

■歴代大賞作品(書名、著者、出版社)
第1回:『博士の愛した数式』小川洋子(新潮社)
第2回:『夜のピクニック』恩田陸(新潮社)
第3回:『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー(扶桑社)
第4回:『一瞬の風になれ』佐藤多佳子(講談社)
第5回:『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎(新潮社)
第6回:『告白』湊かなえ(双葉社)
第7回:『天地明察』冲方丁(角川書店)
第8回:『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)
第9回:『舟を編む』三浦しをん(光文社)
第10回:『海賊とよばれた男』百田尚樹(講談社)
第11回:『村上海賊の娘』和田竜(新潮社)
第12回:『鹿の王』上橋菜穂子(KADOKAWA 角川書店)
第13回:『羊と鋼の森』宮下奈都(文藝春秋)
第14回:『蜜蜂と遠雷』恩田陸(幻冬舎)

 via https://www.oricon.co.jp/news/2109276/full/

◆本屋大賞 :https://www.hontai.or.jp/
・「2018年本屋大賞」決定! 大賞は辻村深月『かがみの孤城』 10位まで発表!
  https://ddnavi.com/wp-content/uploads/2018/04/honya.png

・「不登校する勇気はなかった」辻村深月が本屋大賞受賞作に込めた思い
  https://news.yahoo.co.jp/feature/939

・本屋大賞『かがみの孤城』。今読みたい辻村深月作品5選
 https://matome.naver.jp/odai/2152342291489890701
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第158回芥川賞は石井遊佳と若竹千佐子、直木賞は門井慶喜 はてなブックマーク - 第158回芥川賞は石井遊佳と若竹千佐子、直木賞は門井慶喜



 第158回芥川龍之介賞(芥川賞)と第158回直木三十五賞(直木賞)が16日に発表され、芥川賞は石井遊佳(いしい・ゆうか)さんの「百年泥」(新潮11月号)と若竹千佐子(わかたけ・ちさこ)さんの「おらおらでひとりいぐも」(文藝冬号)が受賞。

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直木賞は門井慶喜(かどい・よしのぶ)さんの「銀河鉄道の父」(講談社)が受賞した。

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直木賞には人気ロックバンド「SEKAI NO OWARI」のSaoriこと藤崎彩織さんの「ふたご」(文藝春秋)も候補になっていたが受賞を逃した。
 石井さんは、大阪府枚方市生まれ。東京大大学院人文社会系研究科インド哲学仏教学博士課程を満期退学。日本語教師を経て2017年に「百年泥」で第49回新潮新人賞を受賞した。「百年泥」は、意思に反してインドのチェンナイで日本語教師をする女性が、現地で百年に一度という大洪水に見舞われ、堆積した泥から現れた品々についての出来事が描かれる。
 若竹さんは、1954年岩手県遠野市生まれ。岩手大教育学部卒業で、現在は主婦。2017年「おらおらでひとりいぐも」で第54回文藝賞を受賞しデビューした。同作は、74歳、ひとり暮らしの桃子さんの「老いの境地」を描いた作品。
 門井さんは、1971年群馬県桐生市生まれ。94年同志社大文学部文化学科文化史学専攻を卒業。2003年 「キッドナッパーズ」で第42回オール讀物推理小説新人賞受賞し、06年に「天才たちの値段」で単行本デビューした。「銀河鉄道の父」は、地元の名士で浄土真宗信者でもあった宮沢賢治の父・政次郎の視点から、賢治の生涯を描いた作品。

◇第158回芥川龍之介賞候補(敬称略、五十音順)
石井遊佳「百年泥」(新潮11月号)▽木村紅美「雪子さんの足音」(群像9月号)▽前田司郎「愛が挟み撃ち」(文學界12月号)▽宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(たべるのがおそいvol.4)▽若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(文藝冬号)

◇第158回直木三十五賞候補(同)
彩瀬まる「くちなし」(文藝春秋)▽伊吹有喜「彼方の友へ」(実業之日本社)▽門井慶喜「銀河鉄道の父」(講談社)▽澤田瞳子「火定」(PHP研究所)▽藤崎彩織「ふたご」(文藝春秋)

via https://mantan-web.jp/article/20180116dog00m200015000c.html


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(※芥川賞の若竹千佐子さん(右)と直木賞の門井慶喜さん)
 第158回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞には石井遊佳さん(54)の「百年泥」(新潮11月号)と若竹千佐子さん(63)の「おらおらでひとりいぐも」(文芸冬号)の2作が、直木賞には門井慶喜さん(46)の「銀河鉄道の父」(講談社)がそれぞれ選ばれた。
 石井さんは初候補で受賞した。作品はインドで日本語教師として働く女性の物語。大洪水で1世紀にわたり川底に堆積した泥が巻き上げられ、中から出現した品々にまつわる人々の混然とした記憶が実体化していく。
 若竹さんはデビュー作、初候補での受賞。2013年に75歳で受賞した黒田夏子さんに次ぐ高齢記録となる。新たな老いの境地を描いた受賞作は、74歳で独り暮らしの桃子さんが主人公。夫は他界、子どもらとも疎遠な日常の中、心には懐かしくもにぎやかな東北弁の声が満ち始める。
 選考委員の堀江敏幸さんは、石井さんの「百年泥」について「混沌(こんとん)としたインドの現実と奇想、妄想をうまく物語に収めた」と評価。若竹さんの「おらおらでひとりいぐも」については「東北弁と標準語をバランス良く配し、言葉に活気、勢いがある」と、年齢を感じさせない「若々しさ」に言及した。
 一方、門井さんは3回目の候補。作品は「銀河鉄道の夜」で知られる宮沢賢治とその父・政次郎の関係を描く。何事にも前のめりな息子への愛と、親としての建前のはざまで揺れる父の姿が浮き彫りにされる。
 選考委員の伊集院静さんは「歴史的事実だけでなく、賢治を思う父、父を思う賢治という、人間の感情が非常にうまく書かれていた。門井ワールドと言える短い文章で端的に表し、ユーモアもある」とたたえた。
 人気バンド「SEKAI NO OWARI」で活動し、デビュー作で直木賞の候補となった藤崎彩織さん(31)は受賞を逃した。
via https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011601039&g=soc


・直木賞発表間近! 処女作にしてノミネートされたセカオワ・Saoriの小説『ふたご』、はたしてその評判は?
 https://ddnavi.com/review/429981/a/

・ダブル受賞の芥川賞・直木賞!10候補作品をチェックしてね。
 https://matome.naver.jp/odai/2151610538276197001

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書店ゼロの自治体、2割強に 人口減・ネット書店成長… はてなブックマーク - 書店ゼロの自治体、2割強に 人口減・ネット書店成長…

 書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取り次ぎ大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体・行政区(1896)の2割強を占める。「文化拠点の衰退」と危惧する声も強い。
 トーハン(東京)の7月現在のまとめによると、ゼロ自治体が多いのは北海道(58)、長野(41)、福島(28)、沖縄(20)、奈良(19)、熊本(18)の順。ほとんどは町村だが、北海道赤平市、同歌志内(うたしない)市、茨城県つくばみらい市、徳島県三好市、熊本県合志(こうし)市、宮崎県串間市、鹿児島県垂水(たるみず)市など7市や、堺市美原区、広島市の東・安芸両区の3行政区もゼロだ。
 出版取り次ぎ大手・日本出版販売(東京)の別の統計では「書店ゼロ自治体」は4年前より1割増えた。
 全国の書店数は1万2526店で、2000年の2万1654店から4割強も減った(書店調査会社アルメディア調べ、5月現在)。人口減や活字離れがあるほか、書店の売り上げの6~7割を占める雑誌の市場規模は10年前の6割に縮小。紙の本の市場の1割を握るアマゾンなど、ネット書店にも押される。経営者の高齢化やコンビニの雑誌販売なども影響する。日本出版インフラセンターの調査では、過去10年で299坪以下の中小書店は減少したものの、300坪以上の大型店は868店から1166店に増加。書店の大型化が進む。

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 街の書店は、子どもが絵本や児童文学を通じて活字文化の魅力に接する場であり、ネットが苦手な人の情報格差を埋める機能もある。地方都市では地域の人が集い交流する場でもあった。手にとって未知の本を読み、関心の領域を広げる機会も得られる。
 作家で、文字・活字文化推進機構(東京)副会長の阿刀田(あとうだ)高さんは「書店は紙の本との心ときめく出会いの場で、知識や教養を養う文化拠点。IT時代ゆえに減少は避けられないが、何とか残していく必要がある」と話す。

■「文化の灯が消えた」
 全国の自治体・行政区の2割強を占める「書店ゼロ自治体」。街を歩くと、人口減などの問題が浮かび上がる。一方、官民一体で書店を復活させた街もある。(赤田康和、塩原賢)
 首都圏のベッドタウン・茨城県つくばみらい市は、関東唯一の書店のない市だ。
 1町1村の合併で2006年に誕生。4万人余りの人口は5万人まで増えたが、近隣市の大型書店などの影響で市内唯一の書店は閉じた。小学4年の息子を持つ主婦(34)は「書店が欲しい。隣町に息子は一人で行けない」。別の主婦(52)も「書店がないのは不満。料理の本とか手に取って選びたい」と嘆く。
 住民の書店誘致の要望を受け、市みらいまちづくり課は6月、同県を中心にスーパーを展開するカスミ本社を訪問。同社が来春開く予定の店に書店を誘致するよう要請したが、同社幹部は「大手書店に声をかけているが……」と述べるにとどまったという。
 一般的に書店は、売り上げの75%前後を取次会社などに支払い、家賃や人件費など経費が20%余りかかるため、利益は2%前後とされる。出版取り次ぎ大手のトーハンが市内で書店を開いた場合の売上高を試算すると、月200万~600万円だった。「最低ラインは1千万円。出店不可能といわざるをえない」と担当者。「売り上げが伸び悩む近年では、もうけるのは難しい」(トーハン幹部)のが現状だ。
 宮崎県最南端の串間市では14年、1万冊を扱っていた創業約100年の「つまがり書店」が倒産した。最盛期には年間2億円の売り上げがあったが、9千万円台まで落ち込んでいた。経営していた金川敏洋さん(51)は「人口が減る街で本屋はできない」。人口は30年間で3割も減り、現在約1万8千人。6校あった中学校は今春、1校に統合された。
 人口減に加えて、雑誌を扱うコンビニの増加、活字離れなども影響。本や雑誌の売れ行きが悪くなることで人気の本が配本されにくくなり、それが客の不満を呼び、さらに本が売れなくなる「悪循環」にも陥ったと振り返る。
 長年愛用してきた主婦(63)は「市は交通の便が悪く、昔から陸の孤島だが、書店は心休まる場所、ほっとする場所だった。本を読めば心は遠くに飛んで行けた」と惜しむ。
 市は15年1月、県内大手の書店幹部に図書館内も含めた書店の開設を要請したが、人件費などをまかなえるめどがつかず、実現できなかった。「文化の灯が消えた感じ。急激に進む人口減が地域経済を直撃している」と市の増田仁・生涯学習課長はいう。

■長男に「継いで」と言えず
 JR広島駅北側に広がり、人口12万人を超す広島市東区。昨年4月、店舗兼住宅の典型的な「街の本屋さん」だった「高田書店」が閉店し、区内は「書店ゼロ」になった。駅前周辺には高層マンションが建つなど過疎化に悩む地域ではないが、創業約100年の同書店3代目の高田晃範さん(74)は自身の年齢と後継者がいないためと説明する。「周辺に大きな本屋ができたり、ネットで買ったりする人が増えて20年前くらいから客が減ってきた」。最盛期は第2次ベビーブームの昭和40年代。従業員3人を雇い、妻睦子さん(74)と計5人で外回りの配達などをしてきたという。
 大学で経営学を学び、「書店業界」をテーマに卒論を書いたという長男は「卒論で研究してみて将来性がないと思った」と話し、東京のIT企業に勤める。「業界の厳しさは分かっていたから『継いでくれ』とは言えなかった」と高田さん。
 「営業を始めて98年。100年まではとも考えたが、元気なうちにやめて迷惑をかけないようにしよう」と、睦子さんと相談して閉店を決めたという。
 父親の代からの客だという元小学校教員の奥田栄彦さん(64)は「好きな雑誌や、高田さんから面白いと薦められた本の配達をお願いしてきた。昔はそれが当たり前だったのに、今はネットになっているのだろうか」。自営業の女性(55)は「買うのはネット。ここ数年、高田書店には行っていなかった」。近くの女性(66)は「種類も豊富な隣町の本屋で買っている。大きい本屋にはかなわないでしょ」と話す。
 一方で、子どものころの思い出が忘れられず、戻ってきた人も。50メートルほど離れた同じ通り沿いで、14年からお好み焼き屋「あたご屋」を営む小原潔さん(62)。市内でミニコミ誌の編集長をしていたが、定年後にお店を出したいと考えたとき、久しぶりに歩いた実家周辺で「まだ高田書店が営業していたことがすごくうれしかった。高田書店があったから、ここで店を出したんです」と言う。
 小、中学校の行き帰り、「雑誌『冒険王』なんかが店頭に立てかけてあって、同級生同士でゾクゾクしながら眺めては買いに来た。私らにしてみれば唯一の本屋。閉店はすごくショック。本屋が消えるということは文化が消えるということだと思う」と話す。
 今年1月からは自身の店舗内や奥のスペースに古本も置いている。「お客さんと本の話もできてすごく盛り上がる。大型書店がたくさんできているが、これも一つの本屋の形だと思う。本というローテクな媒体を通じた、客との話をこれからもつないでいきたい」
 書店がないと困るのは特に、移動手段が限られる子どもや高齢者らだ。
 四国中央部にある徳島県三好市。15年3月、商業施設に入居していたチェーン系書店が店をたたんだ。地元の池田高校3年、秋山陽菜さん(17)は「中学生の頃は少なくとも週1回は行っていた。雑誌を見たり、きれいな表紙の本を眺めているだけでワクワクする楽しい場所だったのに。今は親戚や親が本屋さんに行くと聞けば買ってきてもらう。とても不便」。文芸部に所属する3年の関口俊介さん(17)も「本屋は行けば何かがあると思える存在だったが、今はネットで買ったり、親が大きな街に行く時について行って書店に寄ってもらう」と話す。

■署名集め誘致も
 官民一体の誘致で書店が再生したのが、人口約2万2千人の北海道留萌(るもい)市だ。
 10年に地元書店が閉店し、書店ゼロに。翌年3月、三省堂書店(本社・東京)が参考書などを販売する臨時店舗を開いたが、約1カ月後には閉じる予定だった。このまま残ってもらいたい、と市民が動いた。
 「冬は吹雪で寒さが厳しく、市外に出るのは難しくなる街。書店がなくなったら困るという強い危機感があった」と塾を経営する武良(むら)千春さん(55)が、元教員の塚田亮二さん(84)らと「三省堂書店を留萌に呼び隊」を結成。大手の三省堂書店のポイントカード会員になる同意をとりつけた署名約2500人分を集めた。北海道留萌振興局もビラを手作りするなど後押しした。
 当時、三省堂書店札幌支店長だった横内正広取締役は売り上げを試算し、赤字にはならないかもしれないと判断しつつも、「バクチの面はあった」。でも、熱意に押され、自身が北海道出身ということもあり、「私が責任を取りますから」と亀井忠雄社長を説得。11年7月、「留萌ブックセンターby三省堂書店」が開店。地元書店に勤めていた今(こん)拓己さん(68)に業務委託して運営を任せることで人件費を抑え、武良さんら「呼び隊」は「三省堂書店を応援し隊」に名前を変え、雑誌梱包(こんぽう)の作業や市立病院での外商などボランティアを続けている。市も中学校の図書を購入するなど支援している。
 店内での「キルト展」「陶磁器展」などのイベントも奏功し、売り上げは月額1千万円を超えた。「市民の力、行政の支援、三省堂の決断。三つがそろったからうまくいった」と今さんは話す。
 財団法人「出版文化産業振興財団」(東京)は1992~96年度、書店も図書館もない自治体を支援する事業を実施。1千万円分の約1万冊を提供し、各自治体が書店を運営する「公営書店」が北海道礼文町、岩手県三陸町(現大船渡市)、福島県飯舘村、長野県北御牧村(現東御市)、大分県耶馬渓町(現中津市)の5カ所に誕生したが、現在残っているのは礼文町のみという。
■各都道府県の「書店ゼロ自治体」の数
北海道 58(31)
青森 12(30)
岩手 7(21)
宮城 6(15)
秋田 9(36)
山形 10(29)
福島 28(47)
茨城 3(7)
栃木 2(8)
群馬 13(37)
埼玉 9(13)
千葉 8(14)
東京 9(15)
神奈川 4(7)
新潟 4(11)
富山 2(13)
石川 1(5)
福井 3(18)
山梨 8(30)
長野 41(53)
岐阜 6(14)
静岡 4(9)
愛知 2(3)
三重 7(24)
滋賀 2(11)
京都 4(11)
大阪 5(7)
兵庫 2(4)
奈良 19(49)
和歌山 9(30)
鳥取 4(21)
島根 4(21)
岡山 3(10)
広島 3(10)
山口 4(21)
徳島 7(29)
香川 0(0)
愛媛 3(15)
高知 15(44)
福岡 17(24)
佐賀 4(20)
長崎 3(14)
熊本 18(37)
大分 1(6)
宮崎 8(31)
鹿児島 9(21)
沖縄 20(49)
*トーハン調べ。7月末現在。丸カッコ内は自治体・行政区に占める割合で単位は%、小数点以下は四捨五入


via http://www.asahi.com/articles/ASK8R5FDVK8RUCLV00Q.html



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第157回芥川賞に沼田真佑さん、直木賞は佐藤正午さん はてなブックマーク - 第157回芥川賞に沼田真佑さん、直木賞は佐藤正午さん

 第157回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は沼田真佑さん(38)の「影裏(えいり)」(文学界5月号)、直木賞は佐藤正午さん(61)の「月の満ち欠け」(岩波書店)にそれぞれ決まった。
 沼田さんはデビュー作、初候補での受賞。物語は、岩手県に転勤した「わたし」が釣りを通じて、懇意にしていた同僚との交流を描く。彼は突然退職し、東日本大震災をきっかけに消息不明になるが、その父親から意外な人間性を知らされる。

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 選考委員の高樹のぶ子さんは「3・11を踏まえ、個人の内部と外部の崩壊を描き、大震災を小説にするにはこういう対応しかないのでは、と思わせる。自然描写も優れている」と震災小説としての価値を高く評価した。
 佐藤さんは作家デビュー34年を経て、初候補で遅咲きの受賞を果たした。作品は生まれ変わりをモチーフとした恋愛長編小説。昭和から現代にかけて、数奇な運命に導かれた3人の男性と1人の女性の人生の交錯を描き出す。

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 選考委員の北方謙三さんは「デビュー時期は私とほとんど変わらないが、文章のみずみずしさを全く失っていない。的確で抑制が利いた文章の力は、候補作の中で抜きんでている」と語った。
 受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。
via http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071901059&g=soc&m=rss

■受賞者略歴
・沼田真佑(ぬまた・しんすけ) 1978年北海道小樽市生まれ。西南学院大学卒。2017年「影裏」で第122回文學界新人賞を受賞
・佐藤正午(さとう・しょうご) 1955年長崎県佐世保市生まれ。北海道大学文学部中退。83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞。同作品でデビュー

・第157回、直木・芥川賞決まったけど。ぜひ読みたい候補作品
https://matome.naver.jp/odai/2150052866301240701
■第157回芥川賞候補作品
・今村夏子「星の子」(小説トリッパー春号)
・温又柔「真ん中の子どもたち」(すばる4月号)
・沼田真佑「影裏(えいり)」(文學界5月号)
・古川真人「四時過ぎの船」(新潮6月号)

■第157回直木賞候補作品
・木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』(KADOKAWA)
・佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』(文藝春秋)
・佐藤正午『月の満ち欠け』(岩波書店)
・宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』(KADOKAWA)
・柚木麻子『BUTTER』(新潮社)
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[訃報]「くまのパディントン」の作者マイケル・ボンドさん死去 享年91歳 はてなブックマーク - [訃報]「くまのパディントン」の作者マイケル・ボンドさん死去 享年91歳

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人気「くまのパディントン」の作者、マイケル・ボンドさんが91歳で亡くなったと、出版社のハーパーコリンズが発表した。短期間の自宅療養をした後だったという。NHKによると、亡くなったのは6月27日。
パディントンは40カ国語以上に翻訳され、世界で3500万部以上販売された人気絵本。アニメや映画にもなった。
ボンドさんがパディントンを生み出すきっかけになったのは、1956年のクリスマスイブに出会ったクマのぬいぐるみだった。
BBCによると、ボンド氏はお店に売れ残っていたクマのぬいぐるみを可哀想に思い、妻へのプレゼントとして購入した。
当時ロンドンのパディントン駅の近くに住んでいたため、ぬいぐるみをパディントンと名付けたという。
その後、そのぬいぐるみを主人公にしたお話を書き始めたボンド氏。2年後の1958年に、最初のパディントンシリーズが出版された。

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ボンドさんはパディントン以外にも200以上の絵本を執筆し、ねずみのサーズデーなどの人気のキャラクターを生み出した。
ボンドさんはかつて、自らの子供時代についてテレグラフにこう語っている。
「私は読書が大好きでした。そういった意味では孤独を愛する子供でした。いつも作家としての心を持っていたと思います。私は決してひとりではありませんでした」
「自分がつくったキャラクターが一緒にいるんです。道を歩いている時に、パディントンに道でばったり会ったとしても、驚きはしないでしょう。パディントンは私にとって、実在のキャラクターのように感じられる存在ですから」
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via http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/paddington-bear-creator-michael-bond-dies_n_17326334.html

・マイケル・ボンド:Wikipedia

・Paddington Bear パディントン ベア オフィシャルサイト: http://www.paddington-bear.jp/
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