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第161回芥川賞に今村夏子さん=直木賞は大島真寿美さん はてなブックマーク - 第161回芥川賞に今村夏子さん=直木賞は大島真寿美さん


※芥川賞を受賞した今村夏子さん(右)と直木賞を受賞した大島真寿美さん(左)
 第161回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に今村夏子さん(39)の「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)、



直木賞に大島真寿美さん(56)の「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」がそれぞれ選ばれた。



 今村さんは候補3度目で受賞。作品は、地域の人々から「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性と友達になりたいと考え、ひそかに観察する「わたし」の視点で描かれる物語だ。
 選考委員の小川洋子さんは「狂気にとどまらず、それを突き抜けた先にある哀れさを描ける人」と評価し、最初の投票から過半数を占めた「文句なしの決定」だったことを明らかにした。
 大島さんは候補2度目で受賞。作品は、江戸時代の浄瑠璃作者・近松半二の生涯を描いた時代小説。近松門左衛門に憧れて物書きを志し、虚実の渦の中から傑作「妹背山婦女庭訓」を生み出した「もう一人の近松」の姿を、義太夫節を思わせる独特の語りでつづった。
 選考委員の桐野夏生さんは「柔らかな大阪弁の語り口が素晴らしい。読んでいるうちに“渦”に引き込まれていく。大島さんの実力のほどがうかがえる作品」と評した。[2019.07.17]
via https://www.jiji.com/jc/article?k=2019071700974&g=soc

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190717/k10011995361000.html
https://ddnavi.com/news/550682/a/

■その他の芥川賞候補作
・高山羽根子『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』(すばる5月号)
・古市憲寿『百の夜は跳ねて』(新潮6月号)
・古川真人『ラッコの家』(文學界1月号)
・李琴峰『五つ数えれば三日月が』(文學界6月号)

■その他の直木賞候補作
・朝倉かすみ『平場の月』(光文社)
・窪美澄『トリニティ』(新潮社) 
・澤田瞳子『落花』(中央公論新社)
・原田マハ『美しき愚かものたちのタブロー』(文藝春秋)
・柚木麻子『マジカルグランマ』(朝日新聞出版)

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[図書] 2019年本屋大賞に瀬尾まいこさん「そして、バトンは渡された」 はてなブックマーク - [図書] 2019年本屋大賞に瀬尾まいこさん「そして、バトンは渡された」


全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を投票で選ぶことしの「本屋大賞」に、次々と親がかわる境遇で育った女子高校生が主人公の瀬尾まいこさんの小説、「そして、バトンは渡された」が選ばれました。
ことしで16回目の本屋大賞は、全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ賞で、受賞作の多くがベストセラーとなり、映画やテレビドラマにもなるなど影響力の大きい賞として注目されています。
9日夜、東京 港区でことしの受賞作が発表され、ノミネートされた10作品の中から瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」が選ばれました。
この作品は、幼くして実の母親を亡くし、育ての親も結婚と離婚を繰り返したため、次々と親がかわる境遇で育った17歳の女子高校生が主人公の物語です。
父親が3人、母親が2人という複雑な家庭環境の中、主人公の成長や血のつながらない親子の日常のやり取りが温かい目線で描かれ、家族とは何かを問いかけています。
作者の瀬尾さんは大阪府出身の45歳。
大学を卒業後、中学校で国語を教えながら小説を執筆し、平成13年に小説「卵の緒」で坊っちゃん文学賞の大賞を受賞して、翌年この作品を収録した同名の単行本で作家デビューしました。
これまでに複数の文学賞を受賞しているほか、中学校での勤務体験を基にしたエッセーなども発表し、人気を集めています。

■瀬尾さん「胸がじんとします」



瀬尾さんは「本屋大賞は自分も大好きな賞なので、うれしいのは当たり前なのですが、胸がじんとします」と受賞の喜びを語りました。
そして「この本は1人の女の子にいろいろな大人たちが親として関わる様子を描いた作品です。愛情を注がれることはすごく幸せなことですが、愛情を注ぐあてがあるということは、もっとはるかに幸せなんだということを、書いていて改めて感じました。自分よりはるかに大きな未来や可能性を秘めた若い世代といられるのは、大きな喜びだと思います」と受賞作に込めた思いを語りました。
そのうえで「今後も皆さんに楽しんで読んでいただけて、誰かに伝えたいなと思っていただけるような作品が書けるよう、努めていきたいです」と今後の抱負を話していました。
via https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190409/k10011878521000.html


◇その他ノミネート作品
■2位 『ひと』(小野寺史宜/祥伝社)
■3位 『ベルリンは晴れているか』(深緑野分/筑摩書房)
■4位 『熱帯』(森見登美彦/文藝春秋)
■5位 『ある男』(平野啓一郎/文藝春秋)
■6位 『さざなみのよる』(木皿泉/河出書房新社)
■7位 『愛なき世界』(三浦しをん/中央公論新社)
■8位 『ひとつむぎの手』(知念実希人/新潮社)
■9位 『火のないところに煙は』(芦沢央/新潮社)
■10位 『フーガはユーガ』(伊坂幸太郎/実業之日本社)

■翻訳小説部門:『カササギ殺人事件(上・下)』(アンソニー・ホロヴィッツ:著、山田 蘭:訳/東京創元社)
■発掘部門「超発掘本!」:『サスツルギの亡霊』(神山裕右/講談社)
via https://ddnavi.com/news/530909/a/

・本屋大賞 https://www.hontai.or.jp/

・2019年「本屋大賞」受賞!「瀬尾まい子」のおすすめ作品
 https://matome.naver.jp/odai/2155481750499389901

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第160回芥川賞は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R1分34秒』に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定 はてなブックマーク - 第160回芥川賞は上田岳弘の『ニムロッド』と町屋良平の『1R1分34秒』に、直木賞は真藤順丈の『宝島』に決定


※右から芥川賞に選ばれた「ニムロッド」の上田岳弘さんと「1R1分34秒」の町屋良平さん、直木賞に選ばれた「宝島」の真藤順丈さん
 第160回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が16日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に上田岳弘さん(39)の「ニムロッド」(群像12月号)と町屋良平さん(35)の「1R1分34秒」(新潮11月号)、直木賞には真藤順丈さん(41)の「宝島」(講談社)が選ばれた。
 上田さんは候補3度目での受賞。IT企業を舞台に、ネット空間で仮想通貨の「採掘」を命じられた男性社員と、その恋人や小説家志望だった同僚との間に展開する内面の絡み合いを精緻な文体でつづった。選考委員の奥泉光さんは「人類的な世界観と日常的な出来事をつなげる手際の良さ」を高く評価した。
 町屋さんは前回に続く候補2度目での受賞。アルバイトで食いつなぎながらプロの道を歩むボクサーの自意識をたどる。負けが込む焦燥感や肉体的苦痛の描写を織り交ぜ、変わり者のトレーナーとの出会いが生む主人公の心の変化を描写。奥泉さんは「この作家にならだまされてもいいと思えるほどの言葉の力」をたたえた。
 初候補で受賞の真藤さんが7年かけて書き上げた「宝島」は第2次世界大戦後の沖縄が舞台。米軍の物資を略奪する伝説のヒーローの面影を追う少年少女3人の成長を描く。現実の事件も織り交ぜ、激動の沖縄史を壮大な叙事詩に仕立てた。
 選考委員の林真理子さんは「平成最後の直木賞にふさわしい作品。東京生まれ東京育ちの作者が、返還までの沖縄の歴史を突き抜けた明るさでポップに描いた」と絶賛した。[2019.01.16]
via https://www.jiji.com/jc/article?k=2019011601104&g=soc

◆第160回芥川賞受賞作品】
■『ニムロッド』(上田岳弘/講談社)

【あらすじ】
仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。 中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して――。新時代の仮想通貨小説!

【プロフィール】
上田岳弘●1979年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞受賞。2015年、「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞受賞。2016年、「GRANTA」誌のBest of Young Japanese Novelistsに選出。2018年、『塔と重力』で平成29年度芸術選奨新人賞を受賞。著書に『太陽・惑星』『私の恋人』『異郷の友人』『塔と重力』(以上、新潮社)がある。

■『1R1分34秒』(町屋良平/新潮社)

【あらすじ】
なんでおまえはボクシングやってんの? 青春小説の新鋭が放つ渾身の一撃。デビュー戦を初回KOで飾ってから三敗一分。当たったかもしれないパンチ、これをしておけば勝てたかもしれない練習。考えすぎてばかりいる21歳プロボクサーのぼくは自分の弱さに、その人生に厭きていた。長年のトレーナーにも見捨てられ、変わり者のウメキチとの練習の日々が、ぼくを、その心身を、世界を変えていく――。
【プロフィール】
町屋良平●1983年生まれ。埼玉県立越ヶ谷高校卒。2016年「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞。同年、同作を収録した『青が破れる』でデビュー。


◆【第160回直木賞受賞作品】
■『宝島』(真藤順丈/講談社)

【あらすじ】
英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩。
【プロフィール】
真藤順丈●1977年生まれ。2008年「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。同年「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞など、新人賞4賞をそれぞれ別の作品で受賞する。18年『宝島』で第9回山田風太郎賞を受賞。

■第160回芥川龍之介賞の全候補作はこの6作品
・上田岳弘『ニムロッド』(群像2月号)
・鴻池留衣『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』(新潮9月号)
・砂川文次『戦場のレビヤタン』(文學界12月号)
・高山羽根子『居た場所』(文藝冬季号)
・古市憲寿『平成くん、さようなら』(文學界9月号)
・町屋良平『1R(いちらうんど)1分34秒』(新潮11月号)

■第160回直木三十五賞の全候補作はこの5作品
・今村翔吾『童(わらべ)の神』(角川春樹事務所)
・垣根涼介『信長の原理』(KADOKAWA)
・真藤順丈『宝島』(講談社)
・深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)
・森見登美彦『熱帯』(文藝春秋)

[タグ] 図書 芥川賞 直木賞
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[図書] 平成の年間ベストセラーを振り返る はてなブックマーク - [図書] 平成の年間ベストセラーを振り返る

■1989(平成元)年
フィクション
・第1位『TUGUMI』(吉本ばなな/中央公論新社)
・第2位『キッチン』(吉本ばなな/ベネッセコーポレーション)
・第3位『栗良平作品集(2)一杯のかけそば・ケン坊とサンタクロース』(栗良平/日本ビジネスネット)

ノンフィクション
・第1位『すぐわかる図解版 消費税 こうやればいい』(山本雄二郎/青春出版社)
・第2位『消費税 実務と対策はこうする』(山本守之/日本実業出版社)
・第3位『人麻呂の暗号』(藤村由加/新潮社)

■1990(平成2)年
フィクション
・第1位『真夜中は別の顔(上・下)』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版)
・第2位『うたかた(上・下)』(渡辺淳一/講談社)
・第3位『TVピープル』(村上春樹/文藝春秋)

ノンフィクション
・第1位『愛される理由』(二谷友里恵/朝日新聞出版)
・第2位『「NO」と言える日本』(盛田昭夫、石原慎太郎/光文社)
・第3位『「1998年日本崩壊」エドガー・ケーシーの大予告』(五島勉/青春出版社)

■1991(平成3)年
フィクション
・第1位『血族(上・下)』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版)
・第2位『時間の砂(上・下)』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版)
・第3位『大地の子(上・中・下)』(山崎豊子/文藝春秋)

ノンフィクション
・第1位『Santa Fe 宮沢りえ』(篠山紀信/朝日出版社)
・第2位『もものかんづめ』(さくらももこ/集英社)
・第3位『ノストラダムス戦慄の啓示』(大川隆法/幸福の科学出版)

■1992(平成4)年
フィクション
・第1位『明け方の夢(上・下)』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版)
・第2位『国境の南、太陽の西』(村上春樹/講談社)
・第3位『真夜中は別の顔(上・下)』(シドニィ・シェルダン/アカデミー出版)

ノンフィクション
・第1位『それいけ×ココロジー(レベル1・2・3)』(それいけ!!ココロジー編/青春出版社)
・第2位『さるのこしかけ』(さくらももこ/集英社)
・第3位『わが友 本田宗一郎』(井深大/ごま書房新社)

■1993(平成5)年(※1992年まで「フィクション」「ノンフィクション」の2部門で発表。1993年に「総合」が新設)
・第1位『人間革命(12)』(池田大作/聖教新聞社)
・第2位『磯野家の謎』(東京サザエさん学会/飛鳥新社)
・第3位『マディソン郡の橋』(ロバート・ジェームズ・ウォラー/文藝春秋)

■1994(平成6)年
・第1位『日本をダメにした九人の政治家』(浜田幸一/講談社)
・第2位『大往生』(永六輔/岩波書店)
・第3位『マディソン郡の橋』(ロバート・ジェームズ・ウォラー/文藝春秋)

■1995(平成7)年
・第1位『松本』(松本人志/朝日新聞出版)
・第2位『ソフィーの世界』(ヨースタイン・ゴルデル/NHK出版)
・第3位『フォレスト・ガンプ』(ウィンストン・グルーム/講談社)

■1996(平成8)年
・第1位『脳内革命(1・2)』(春山茂雄/サンマーク出版)
・第2位『神々の指紋(上・下)』(グラハム・ハンコック/翔泳社)
・第3位『「超」勉強法』(野口悠紀雄/講談社)

■1997(平成9)年
・第1位『失楽園(上・下)』(渡辺淳一/講談社)
・第2位『ビストロスマップ 完全レシピ』(扶桑社)
・第3位『母の詩(うた)』(池田大作/聖教新聞社)

■1998(平成10)年
・第1位『新・人間革命(1・2・3)』(池田大作/聖教新聞社)
・第2位『ビストロスマップ KANTANレシピ』(扶桑社)
・第3位『ダディ』(郷ひろみ/幻冬舎)

■「ばなな現象」で幕を開けた平成
日本で初めて消費税3%が導入された1989(平成元)年。出版業界の平成は、吉本ばななブームで幕を開けました。
今回の記事ではトップ3のみ紹介していますが、同年の年間ベストセラーではフィクション第1位の『TUGUMI』、第2位の『キッチン』を含め、フィクション・ノンフィクションあわせて吉本ばなな作品計6作がトップ10にランクイン。1人の著者の作品がこれほど上位に名を連ねることは、これ以降、現在発表されている平成29年の年間ベストセラーまでありません。当時マスコミの間では、「ばなな現象」という言葉が飛び交いました。
なお当時の吉本ばななファンは、多くが若い女性たち。やはり「ブームは女性から」のようです。

■続いて起きた「シドニィ・シェルダン現象」
「ばなな現象」が落ち着きを見せた頃、「シドニィ・シェルダン現象」という言葉が生まれます。
シドニィ・シェルダン氏は、『顔』でデビューしたアメリカの小説家。第2作『真夜中は別の顔』の邦訳版が1990年に刊行され、同氏はその年から3年連続でフィクション部門第1位を獲得しました。
1992(平成4)年に発売された『明け方の夢』も、村上春樹氏の『国境の南、太陽の西』を抑え、同年の年間ベストセラーフィクション部門第1位に。海外文学がこれほど多くの日本人に愛されることは、めったにありません。
映画化・ドラマ化された作品も多く、日本では浅野ゆう子さん主演の「血族」、中谷美紀さん主演の「ゲームの達人」「女医」などがよく知られています。

■今もなお“衝撃の写真集”として語り継がれる『Santa Fe』
1991(平成3)年のノンフィクション部門第1位は『Santa Fe』。当時人気絶頂だった宮沢りえ氏のヌード写真集です。
累計発行部数は165万部。近年でもっとも売れた写真集は、乃木坂46 白石麻衣氏の写真集『パスポート』(32万部)であり、『Santa Fe』の165万部はまさに驚異的。歴代第1位の記録として、今なお君臨しています。
今年8月に亡くなったさくらももこ氏の初エッセイ、『もものかんづめ』が発売されたのもこの年。同作は、『Santa Fe』に次いでノンフィクション部門第2位となりました。
ちなみに前年の1990(平成2)年には、「ちびまる子ちゃん(現象)」が新語・流行語大賞の流行語部門金賞に選ばれています。

■ノンフィクション作品の首位獲得が続く
1993(平成5)年、Jリーグの開幕と同年に、年間ベストセラーでは発表ジャンルが追加され、それにともない「総合ランキング」が新設されました。以降の3年間は、ノンフィクション作品が総合第1位を続けて獲得しています。
そして1995(平成7)年に起こったのが、阪神・淡路大震災、そして地下鉄サリン事件。
この年の総合第1位は、当時人気絶頂のお笑い芸人・ダウンタウン松本人志氏の著書『松本』。200万部突破のベストセラー『遺書』の続編にあたる作品で、この2冊は1997(平成9)年に『「松本」の「遺書」』のタイトルで文庫本にまとめられています。
また同年には、Windows 95の発売が世間を賑わせました。
それ以降パソコンの大衆化が進み、総合ランキングには入っていないものの『パソコン「超」仕事法』や『手にとるようにインターネットがわかる本』といったパソコン関連本がよく売れました。

■『失楽園』が空前の大ヒット
総合ランキング開設後、ノンフィクション作品の首位獲得が続いていた年間ベストセラー。初めて第1位を獲得したフィクション作品は、1997(平成9)年に刊行された『失楽園』でした。
『失楽園』は、渡辺淳一氏による“大人の不倫”を描いた恋愛小説。同作は発行部数300万部を突破、役所広司氏・黒木瞳氏主演による映画も大ヒットし、不倫することを「失楽園する」と言うまでになりました。
1998(平成10)年には『新・人間革命』の刊行が始まり、同作が総合第1位を獲得します。
ちなみに著者・池田大作氏は、1993(平成5)年の『人間革命』第12巻以来の首位獲得。平成の年間ベストセラーにおいて、総合第1位を複数回獲った著者は、氏を含めて3名います。あと2名については次回以降で発表しますのでお楽しみに。

■国民的アイドル「SMAP」の勢い
1997(平成9)年、1998(平成10)年において見逃せないのが、SMAPの存在。首位獲得とはなりませんでしたが、『ビストロスマップ 完全レシピ』『ビストロスマップ KANTANレシピ』がそれぞれの年で総合第2位にランクインしています。
CD売上がピークを迎え、「CDバブル絶頂期」といわれたのが1998年。この年、SMAPは「夜空ノムコウ」でオリコン年間シングルCDランキング第2位を獲得しています(第1位はGLAYの「誘惑」)。
via http://hon-hikidashi.jp/more/66413/


■1999年
・第1位『五体不満足』(乙武洋匡/講談社)
・第2位『ファイナルファンタジーVIII アルティマニア』(スタジオベントスタッフ編/デジキュー)
・第3位『日本語練習帳』(大野晋/岩波書店)

■2000年
・第1位『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代/講談社)
・第2位『ハリー・ポッターと賢者の石』『〃 秘密の部屋』(J.K.ローリング/静山社)
・第3位『太陽の法 エル・カンターレへの道』(大川隆法/幸福の科学出版)

■2001年
・第1位『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン/扶桑社)
・第2位『ハリー・ポッターと賢者の石』『〃 秘密の部屋』『〃 アズカバンの囚人』(J.K.ローリング/静山社)
・第3位『奇跡の法』(大川隆法/幸福の科学出版)

■2002年
・第1位『ハリー・ポッターと賢者の石』『〃 秘密の部屋』『〃 アズカバンの囚人』『〃 炎のゴブレット』(J.K.ローリング/静山社)
・第2位『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』(向山淳子、向山貴彦/幻冬舎)
・第3位『生きかた上手』(日野原重明/ユーリーグ)

■2003年
・第1位『バカの壁』(養老孟司/新潮社)
・第2位『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一/小学館)
・第3位『トリビアの泉』(フジテレビ トリビア普及委員会/講談社)

■2004年
・第1位『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』(J.K.ローリング/静山社)
・第2位『世界の中心で、愛をさけぶ』(片山恭一/小学館)
・第3位『バカの壁』(養老孟司/新潮社)

■2005年
・第1位『頭がいい人、悪い人の話し方』(樋口裕一/PHP研究所)
・第2位『香峯子抄』(主婦の友社/主婦の友社)
・第3位『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真哉/光文社)

■2006年
・第1位『国家の品格』(藤原正彦/新潮社)
・第2位『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(J.K.ローリング/静山社)
・第3位『東京タワー』(リリー・フランキー/扶桑社)

■2007年
・第1位『女性の品格』(坂東眞理子/PHP研究所)
・第2位『ホームレス中学生』(田村裕/ワニブックス)
・第3位『鈍感力』(渡辺淳一/集英社)

■2008年
・第1位『ハリー・ポッターと死の秘宝』(J.K.ローリング/静山社)
・第2位『夢をかなえるゾウ』(水野敬也/飛鳥新社)
・第3位『B型自分の説明書』(Jamais Jamais/文芸社)

■最年少で総合1位を獲得した『五体不満足』 当時は大学生
世界に先駆け、携帯電話のインターネット接続サービスが開始された1999(平成11)年。この年の総合第1位は、乙武洋匡さんの『五体不満足』が獲得しました。
『五体不満足』は、「先天性四肢切断」という障害をもって生まれた自身の半生を綴った一冊。「障害は不便です。しかし、不幸ではありません」という言葉にもあらわれていますが、乙武さんの前向きな姿勢は、多くの読者の心を打ちました。
刊行当時、乙武さんは早稲田大学在学中。平成の年間ベストセラー史上、最年少での総合第1位獲得です。

■激動のドキュメンタリーが大ヒット、そしてハリポタブーム到来
2000(平成12)年に大ヒットを記録したのが、『だから、あなたも生きぬいて』。暴力団組長の妻から一念発起し弁護士となった大平光代さんの自叙伝で、その壮絶な半生が世間を驚かすとともに、力強いメッセージで多くの人に勇気をもたらしました。
「ハリー・ポッター」シリーズがランクインし始めたのもこの頃。2001年には映画が公開され、国内に“ハリポタブーム”が到来します。
当時「ハリー・ポッター」に出合ったことで、読書が好きになったという人も少なくないはず。「物語を読む楽しさ」を知る入り口になった、偉大な作品です。
なお同シリーズは、日本がベッカムフィーバーに沸いた2002(平成14)年、ついに第1位に輝きます。平成の年間ベストセラー史上、児童書シリーズが総合第1位を獲得するのはこれのみです。

■21世紀に突入 『チーズはどこへ消えた?』がブームに
21世紀に入って最初の第1位は、『チーズはどこへ消えた?』。
普遍的で、子どもから大人まで読めるやさしい内容ではありますが、IBMやアップル・コンピュータ(現アップル)といった名だたる大企業が社員教育のテキストに採用したことで、“ビジネスマン必携の書”としても注目を集めました。
ちなみに、それから15年後の2016年、『チーズはどこへ消えた?』に再ブームが訪れます。
きっかけは、プロ野球の大谷翔平選手がインタビューで『チーズはどこへ消えた?』を愛読書に挙げたこと。大谷選手の人気もさることながら、これはやはり、時代が変わっても色あせない作品自体の力があればこそ。名著とは、“求められる時代”が繰り返し訪れるものなのかもしれません。

■『バカの壁』から始まった第四次新書ブーム
2003(平成15)年には、東京大学名誉教授をつとめる解剖学者・養老孟司さんの『バカの壁』が首位を獲得し、“第四次新書ブーム”が幕を開けます。
2005年からは3年連続で新書が総合第1位を獲得。特に2005(平成17)年は、第1位に『頭がいい人、悪い人の話し方』、第3位に『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』と、トップ3に新書が2作ランクインしました。
そのなかでも、前述した『バカの壁』の売れ行きは群を抜いており、刊行された2003年4月から53週連続で週間ベストセラー(新書ノンフィクション部門)第1位を獲得。それにストップをかけたのは、2004年4月に発売された同じく養老孟司さんの新書『死の壁』でした。
このときのブームを受け、2008年に「新書大賞」が創設されています(主催:中央公論新社)。

■「ハリー・ポッター」シリーズ堂々完結
2008(平成20)年7月には、「ハリー・ポッター」シリーズの第7作にして完結巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』が発売されました。
シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』の発売から9年。ハリポタブーム当時小学校高学年だった子どもがちょうど成人を迎える頃でしたが、この年の年間ベストセラーで堂々の第1位を獲得し、いかに多くのファンに愛されてきたかを見せつけました。
「ハリー・ポッター」シリーズの首位獲得は、2002(平成14)年、2004(平成16)年に続き3度目。前回の記事で「総合第1位を複数獲得した著者が3名いる」と紹介しましたが、J.K.ローリングさんがそのうちの1人です。
 via http://hon-hikidashi.jp/more/66844/


■2009(平成21)年
・第1位『1Q84(1・2)』(村上春樹/新潮社)
・第2位『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(出口宗和/二見書房)
・第3位『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人 大冒険プレイヤーズガイド』(Vジャンプ編集部/集英社)

■2010(平成22)年
・第1位『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海/ダイヤモンド社)
・第2位『巻くだけダイエット』(山本千尋/幻冬舎)
・第3位『1Q84(3)』(村上春樹/新潮社)

■2011(平成23)年
・第1位『謎解きはディナーのあとで(1・2)』(東川篤哉/小学館)
・第2位『体脂肪計タニタの社員食堂』(タニタ/大和書房)
・第3位『心を整える。』(長谷部誠/幻冬舎)

■2012(平成24)年
・第1位『聞く力』(阿川佐和子/文藝春秋)
・第2位『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子/幻冬舎)
・第3位『新・人間革命(24)』(池田大作/聖教新聞社)

■2013(平成25)年
・第1位『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(村上春樹/文藝春秋)
・第2位『医者に殺されない47の心得』(近藤誠/アスコム)
・第3位『聞く力』(阿川佐和子/文藝春秋)

■2014(平成26)年
・第1位『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』(槙孝子/アスコム)
・第2位『人生はニャンとかなる!』(水野敬也/文響社)
・第3位『銀翼のイカロス』(池井戸潤/ダイヤモンド社)

■2015(平成27)年
・第1位『火花』(又吉直樹/文藝春秋)
・第2位『フランス人は10着しか服を持たない』(ジェニファー・L・スコット、神崎朗子訳/大和書房)
・第3位『家族という病』(下重暁子/)

■2016(平成28)年
・第1位『天才』(石原慎太郎/幻冬舎)
・第2位『おやすみ、ロジャー』(カール=ヨハン・エリーン/飛鳥新社)
・第3位『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 特別リハーサル版』(J.K.ローリング、ジョン・ティファニーほか/静山社)

■2017(平成29)年
・第1位『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子/小学館)
・第2位『ざんねんないきもの事典』(下間文恵ほか/高橋書店)
・第3位『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/幻冬舎)

■12年ぶりに国内小説が第1位
民主党が圧勝し、「政権交代」が新語・流行語大賞を獲得した2009(平成21)年、この年の第1位を獲ったのは、村上春樹さんの『1Q84』でした(※第1巻・第2巻)。

■国内小説の首位獲得は、1997(平成9)年の『失楽園』以来12年ぶり。
発売まで内容が明かされておらず、タイトルも内容を想像しがたい一風変わったもの。それによって読者の期待がいっそう膨らみ、発売日当日に爆発、発売直後から品薄状態が続いたことで、さらに話題は大きくなりました。
約1年後の第3巻発売時には、営業時間を変更して深夜・早朝から販売する書店が現れるなどし、この傾向は近年まで続くこととなります。

■「もしドラ」ブーム
「もしドラ」という言葉に聞き覚えのある方は多いはず。
これは2010(平成22)年に第1位を獲得した『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の略で、経営学者の名著をわかりやすい設定で、小説として描いた一冊です。
その内容は、「急きょ野球部のマネージャーをつとめることになった女子高生が、ドラッカーの『マネジメント』をもとに部員を甲子園へ導く」というもの。同作のヒットをきっかけに、日本では“ドラッカーブーム”が巻き起こりました。
出版元のダイヤモンド社では、同書が創業以来初のミリオンセラー。漫画・TVアニメ・映画とさまざまに展開された「もしドラ」は現在も発行部数歴代第1位の座に君臨しており、また、同作に主人公の愛読書として登場する『マネジメント【エッセンシャル版】』も非常によく売れました。

■本格ミステリーが初めて首位に
2011(平成23)年の第1位は、『謎解きはディナーのあとで』。2010(平成22)年に1作目が刊行、書店員の熱烈なプッシュを受け、店頭で大々的に展開されたことで発売から3日で重版が決定し、その後2011年4月に本屋大賞を受賞、10月に嵐の櫻井翔さん主演で連続ドラマ化、そして11月には2作目が刊行……と、大ヒットシリーズへの階段を駆けのぼりました。
『謎解きはディナーのあとで』は、本格ミステリー小説でありながら、魅力的なキャラクターたちの軽妙なやりとりで読ませる内容であること、人気イラストレーターの中村佑介さんが表紙を手がけていることなど、読者の裾野を広げる要素を多数もっている作品でした。
なお、本屋大賞受賞作で、かつ年間ベストセラー総合第1位を獲得した作品は、『謎解きはディナーのあとで』が史上唯一となっています。

■発売7日でミリオン達成
「村上春樹、『1Q84』以来の長編小説」ということでまたも話題になった、2013(平成25)年4月発売の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。発売からわずか7日でミリオンセラーを達成した同作は、やはりというべきか、この年の年間ベストセラー第1位を勝ち取りました。
ということで、この連載で紹介してきた「年間ベストセラー総合1位複数回獲得者」の最後の一人は村上春樹さんでした! 皆さん、正解しましたか?
ちなみにこの頃のベストセラーとしてもう一つ押さえておきたいのが、2012(平成24)年に第1位を獲得、13年にも第3位に輝いた、阿川佐和子さんの『聞く力』。新書の総合第1位獲得は、2007(平成19)年以来です。

■平成史上初、実用書が第1位に
国民的長寿番組「笑っていいとも!」が最終回を迎えた2014(平成26)年、平成の年間ベストセラー史上初めて、実用書が第1位を獲得します。
それは『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』。
「中居正広の金曜日のスマたちへ」(現在は「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に改題)をはじめ、多数の情報番組に取り上げられてブームに火がついた本書。「ふくらはぎをもむだけ」という手軽さとわかりやすさがお茶の間に受け、2013年7月の刊行から約1年で累計発行部数100万部を突破しました。

■お笑い芸人「又吉直樹」の快挙
その翌年、2015(平成27)年に第1位となったのが、お笑い芸人・又吉直樹さんの小説家デビュー作『火花』。「現役のお笑い芸人が純文学デビューした」ということで大変な話題になり、同作が発表された「文學界」2015年2月号は、1933(昭和8)年の創刊以来初めて増刷が行なわれました。
『火花』は単行本発売後、芥川賞受賞でさらに売上を伸ばし、芥川賞作品では歴代トップとなる累計250万部突破の大ヒットを記録。また“現役お笑い芸人の年間ベストセラー首位獲得”という点では、1995(平成7)年の『松本』(松本人志著)からちょうど20年ぶりのこととなりました。

■田中角栄ブーム、そして史上最高齢での首位
元内閣総理大臣・田中角栄の死去から23年が経った2016(平成28)年、角栄ブームが起きました。
書店店頭に『田中角栄100の言葉』をはじめ多くの“角栄本”が並ぶなか、第1位に輝いたのは、石原慎太郎さんによる『天才』でした。
かつて痛烈に批判していた“政敵 田中角栄”の生涯を描き、しかもタイトルが『天才』だということで注目を集めた本作。“ダーティーな政治家”というイメージを持っていた人も多いなか、庶民派な人柄やリーダーシップにスポットを当てたテレビ番組も多く放送されました。
そして翌年の2017(平成29)年に第1位を獲得したのが、『九十歳。何がめでたい』。著者の佐藤愛子さんは当時94歳で、史上最高齢での首位獲得となりました。
またこの年に目立ったのが、『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』『100歳の精神科医が見つけたこころの匙加減』といった、高齢の著者による書籍。史上最年長で文藝賞を受賞しデビューした若竹千佐子さんの芥川賞受賞作、『おらおらでひとりいぐも』も話題になりましたね。
via http://hon-hikidashi.jp/more/67373/


■2018(平成30)年
・第1位:『漫画 君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 羽賀翔一/マガジンハウス)
・第2位:『大家さんと僕』(矢部太郎/新潮社)
・第3位:『ざんねんないきもの事典』(下間文恵 徳永明子 かわむらふゆみ 今泉忠明/高橋書店)
・第4位:『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』 (佐久間健一/サンマーク出版)
・第5位:『医者が教える食事術 最強の教科書』(牧田善二/ダイヤモンド社)
・第6位:『続 ざんねんないきもの事典』(下間文恵 徳永明子 かわむらふゆみ 今泉忠明/高橋書店)
・第7位:『頭に来てもアホとは戦うな!』 (田村耕太郎/朝日新聞出版)
・第8位:『ゼロトレ』 (石村友見/サンマーク出版)
・第9位:『君たちはどう生きるか(新装版)』 (吉野源三郎/マガジンハウス)
・第10位:『信仰の法』(大川隆法/幸福の科学出版)
・第11位:『新・人間革命(30・上)』(池田大作/聖教新聞社)
・第12位:『続々 ざんねんないきもの事典』(下間文恵 徳永明子 かわむらふゆみ 今泉忠明/高橋書店)
・第13位:『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社)
・第14位:『極上の孤独』(下重暁子/幻冬舎)
・第15位:『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子/河出書房新社)
・第16位:『おしりたんてい みはらしそうのかいじけん』(トロル/ポプラ社)
・第17位:『日本史の内幕』 (磯田道史/中央公論新社)
・第18位:『九十歳。何がめでたい』 (佐藤愛子/小学館)
・第19位:『おしりたんてい あやうしたんていじむしょ』(トロル/ポプラ社)
・第20位:『大人の語彙力ノート』(齋藤孝/SBクリエイティブ)

via http://hon-hikidashi.jp/more/68808/
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第159回芥川賞に高橋弘希さん=直木賞は島本理生さん はてなブックマーク - 第159回芥川賞に高橋弘希さん=直木賞は島本理生さん

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 第159回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が18日夕、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に高橋弘希さん(38)の「送り火」(文学界5月号)、直木賞には島本理生さん(35)の「ファーストラヴ」(文芸春秋)がそれぞれ選ばれた。

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 芥川賞候補作で、既刊書籍との類似表現問題が議論を呼んだ北条裕子さん(32)の「美しい顔」は受賞を逃した。
 高橋さんは4度目の候補で受賞した。作品は東京から青森へ転校した男子中学生が主人公。クラスのリーダー格の少年が時折見せる暴力性に翻弄(ほんろう)されていく過程を通じ、地方の土俗的コミュニティーと外部の人間の出合いが生む心理の絡み合いを描く。
 選考委員の島田雅彦さんは「異世界に紛れ込んだかのようで、独特のタイムスリップ感も伴う。言葉で別世界を構築するフィクション本来の醍醐味(だいごみ)を示す快作」と受賞作を評価。
 「美しい顔」については、東日本大震災の問題を扱う際に「事実を取り込んだ上で、自分なりのフィクション表現に昇華する努力が少し足りなかったのでは」と指摘した。
 一方、芥川賞にも4度のノミネート歴がある島本さんは、2度目の直木賞候補で受賞を果たした。作品は女性心理士が主人公のリーガルサスペンス。父親を刺殺した女子大生と面会を重ね、自身の過去や義弟との関係を見詰め直す主人公の姿を通じ、「#MeToo(私も)」運動にも通じる性暴力被害の闇をあぶり出す。
 選考委員の北方謙三さんは「文章が非常に抑制が利き、行間がある。平明でありながら、激しいものが立ち上がってくる。抑制の中できちんと闇をまさぐり、深い所に手が届く作品」と評した。[2018.07.18]
via https://www.jiji.com/jc/article?k=2018071801022&g=soc


◆第159回候補作
【芥川賞】古谷田奈月「風下の朱(あか)」(早稲田文学初夏号)▽高橋弘希「送り火」(文学界5月号)▽北条裕子「美しい顔」(群像6月号)▽町屋良平「しき」(文芸夏号)▽松尾スズキ「もう『はい』としか言えない」(文学界3月号)

【直木賞】上田早夕里「破滅の王」(双葉社)▽木下昌輝「宇喜多の楽土」(文芸春秋)▽窪美澄「じっと手を見る」(幻冬舎)▽島本理生「ファーストラヴ」(文芸春秋)▽本城雅人「傍流の記者」(新潮社)▽湊かなえ「未来」(双葉社)


・第159回芥川賞は高橋弘希の『送り火』に、直木賞は島本理生の『ファーストラヴ』に決定!
https://ddnavi.com/news/473632/a/?doing_wp_cron=1532030846.4992930889129638671875

・第159回芥川賞受賞会見(全文)高橋弘希さん「だいぶ読みやすいと思います」
 https://thepage.jp/detail/20180719-00000003-wordleaf

・第159回直木賞受賞会見(全文)島本理生さん「今回は完全に恋愛は切り離そう」
  https://thepage.jp/detail/20180719-00000004-wordleaf

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