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戦前台湾の日本語世代が集う図書館「池上一郎博士文庫」 はてなブックマーク - 戦前台湾の日本語世代が集う図書館「池上一郎博士文庫」

台湾好きには是非知ってほしい! 戦前台湾の日本語世代が集う図書館「池上一郎博士文庫」
お隣・台湾はよく「行ってみたい海外旅行先」として名前が挙げられる。日本文化に親しみを持っている人が多いということもあり、年々関心が高まっているのではないだろうか?
夜市に温泉にと観光スポットはたくさんあるが、「もっと台湾を知りたい」、「もっと現地の人と触れ合いたい」という人に是非とも訪れてほしい場所がある。それは台湾南部にある「池上一郎博士文庫」。戦前、日本語教育を受けた世代が集い、アジア最南端の日本語の書籍を有する図書館である。
・屏東県竹田の「池上一郎博士文庫」
「池上一郎博士文庫」は、台湾南部の都市・高雄市よりさらに南の屏東(へいとう)県・竹田郷にある図書館だ。池上一郎氏は、1943年に現地に軍医として赴任。医療物資が不足しているにも関わらず、軍関係者だけでなく現地の住民もわけ隔てなく治療をする姿に、人々は信頼を寄せていたという。
「池上一郎博士文庫」は、その池上氏を記念して作られたもので、アジア最南端の日本語書籍の図書館となった。現在は、日本語学習者や戦前の日本統治時代に日本語教育を受けた「日本語世代」が集う場となっている。
・実際に行ってみた
実際に竹田駅を降りたところで、知らないおばさんにバシっと目があった! おばさんはキュピーンとひらめいたような表情をして「あなた日本人でしょ? こっちに日本語を話す人達が集まってるからおいで」と、突然連行されてしまった! 行き先は駅にほぼ隣接の「池上一郎博士文庫」だった。あとから聞くと、特に関係者ではないそうだが、私が日本人だとわかったので紹介したかったとのことだった。
・池上文庫に集う日本語世代たち
この日、池上文庫には理事長の劉さんをはじめとする数名の日本語世代の方がまったり過ごしていた。日本から来た旨を話すと、「それはご苦労様でした」と温かく迎えてくれる。
日常の話から、1970年の大阪万博に行ったときの話、万博会場近くの桜並木が美しかったことなど様々な話を聞かせてくれた。もちろん会話は全て日本語だ。彼らにとって日本語は母語に近く、聞けば頭の中で物事を考えるときも現地の方言も日本語も同じレベルで使っているそうだ。
・中学生の頃に覚えた古典を暗唱する人も!
なかには、中学生の頃に習ったという古典『太平記』を暗唱してみせ、「しっかり覚えているでしょう?」といたずらっぽく笑う方も。日本人の私の方が習ったはずの『太平記』を覚えておらず、恥ずかしいくらいである。
・元零戦のパイロットも
劉理事長は、終戦時に中学を卒業したくらいだったとのことだったが、池上文庫の常連さんには元零戦のパイロットだった方もいらっしゃるとか。この日はいらしていなかったが、もし出会えれば貴重な話が聞けるかもしれない。
・屏東駅か高雄駅からのアクセスがおすすめ
聞けば、竹田駅近辺にはめぼしい宿はないという。なので近くの屏東駅か電車で約1時間かかるが新幹線駅もある高雄に宿をとり、朝の早いうちに竹田向かった方が良さそうだ。開館時間も曜日によって異なるので事前にチェックしておきたい。
別れ際に、「もう少し時間があればこの辺を案内できたのにねぇ」と話す劉理事長。訪問者は誰でも歓迎してくれるという。しかし、ここは皆さんがゆったりと集まっている公共の場所なので、くれぐれも騒いだり無理なお願いをするのは慎みたい。彼らとの交流から今まで知らなかった台湾の姿を感じることができるかもしれない。
via http://rocketnews24.com/2014/02/19/414453/

Facebook : 池上一郎博士文庫
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